自らの特性の理解深める場に 発達障がい者の自立を後押し 那覇市に訓練所開所 沖縄


自らの特性の理解深める場に 発達障がい者の自立を後押し 那覇市に訓練所開所 沖縄 ディーエンカレッジ那覇の開所を祝ったテープカット=4月30日午後、那覇市壺屋
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 発達障がいのある人を中心に支援する自立訓練(生活訓練)事業所「ディーエンカレッジ那覇キャンパス」が那覇市壺屋で開所し、式典が4月30日開かれた。

 障がいがあり、放課後デイサービスを卒業するなどした18歳以上が対象。就労や復学、復職など希望の進路を実現し、社会的な自立を目指す。利用者に自らの特性を理解してもらい、個々に応じたトレーニングプランを提供するという。

 定員は20人。株式会社エースガイドが運営し、同社社長で、生活支援員の研修を受けた中村和正さん(48)ら5人のスタッフが受け持つ。利用料は障害福祉サービスの手続きで無料になるケースが多いという。

 式典で中村さんは「若年層ニートの解消が経済損失の解消にもつながる」と強調した。那覇キャンパスは電話098(996)9471。