沖縄本島地方は22日、大雨が降り、一時南部に土砂災害警戒情報が出た。うるま市宮城の桃原地区や糸満市摩文仁付近で土砂崩れが発生。糸満市や豊見城市では道路の冠水が相次いだ。
アメダスによる速報値では20日午前0時の降り始めから22日午後4時までの降水量は、南城市糸数で273・5ミリ、那覇市樋川で238ミリ、沖縄市胡屋で232ミリ、うるま市宮城島で206ミリ、那覇空港で201ミリを観測した。
梅雨前線の影響で大気の状態が不安定となっており、23日にかけても所により1時間に40ミリの激しい雨が降る見込み。23日午後6時までの24時間雨量は多い所で120ミリの予想となっている。
本島中南部では地盤の緩んでいる場所があり、引き続き土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要だ。
(中村優希)