辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会は26日、うるま市の春日観光ホテルで第11回総会の一環として、県内外で発生している基地問題や辺野古埋め立て土砂などに関する講演会を開催した。講演会には沖縄平和市民連絡会の北上田毅さん、鹿児島県護憲平和フォーラムの磨島昭広さんらが講師として登壇した。
第11回総会は25日から27日の日程で開かれ、名護市辺野古やうるま市石川のゴルフ場跡地などの視察も実施された。磨島さんは、昨年8月に鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地で米無人機MQ9リーパーが滑走路を逸脱した際に地元への説明が尽くされなかったことや、同県内の自衛隊弾薬庫建設の状況などを説明した。北上田さんは、辺野古の新基地建設の埋め立て用土砂を奄美大島から調達する計画が上がっていることについて「県が毅然(きぜん)とした対応をしない限り外来生物が混じった土砂でも入ってきてしまう」と訴えた。
同協議会は27日、南部の視察をするほか、玉城デニー知事に沖縄島外からの土砂の持ち込みなどに関する要請書を手渡す予定。
(福田修平)