南城市、第三者委設置へ セクハラ疑惑 副市長「早急に検討」 沖縄


南城市、第三者委設置へ セクハラ疑惑 副市長「早急に検討」 沖縄 南城市役所(資料写真)
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 南城市役所内におけるハラスメントの実態を調べる第三者委員会の設置に関して、當眞隆夫副市長は18日の市議会で「特別委員会からの要請に基づき、設置に向けて検討していく」と議会側の要請に応じる考えを示した。仲間光枝市議の一般質問に答えた。

 第三者委の設置は、市役所内のハラスメントに関する職員アンケートを実施した市議会特別委の安谷屋正委員長が、13日の本会議で要請する考えを表明していた。特別委の職員アンケートでは「ハラスメントを受けた・見聞きした」という回答が81件あった。このことに対する見解も問われたが、當眞副市長は「(職員から)執行部への相談がなく、アンケート回答については内容を把握していないので見解を述べることは差し控える」とした。

 第三者委の設置方法は、仲間市議がコザ高校の自死事案など条例に基づかない第三者委の例を挙げ「なるべく時間をかけずに取り掛かれる方式で進めるべきだ」と求めた。當眞副市長は「早急にできるようどんな形がいいか検討している。(議会から)アンケート内容をどこまで提供してもらえるかによっても変わる」と述べた。特別委のアンケート結果は今週中に公表される見通しだ。 

(普天間伊織)