那覇署は4日、那覇市内の飲食店などが入居する複合ビルの階段で、20代女性の胸部を服の上から手で触ったとして、県迷惑行為防止条例違反の容疑で米軍キャンプ・キンザー所属の米海兵隊1等兵の男(22)を逮捕した。署によると容疑を否認している。
2人に面識はなく、容疑者から酒気帯び運転の基準値の約5倍に相当するアルコールが検出されたという。
同日は米国の独立記念日だった。県内で昨年12月と今年5月に米兵による性的暴行事件があったことが相次いで発覚したばかり。県や基地周辺の自治体、市民団体などが米軍に求めている綱紀粛正は行き届いていない。
逮捕容疑は同日午前8時30分ごろ、那覇市内で女性に卑わいな行為をした疑い。
県警によると、女性から「アメリカ人男性に胸を触られた」との110番通報があった。通報を受けて警察官が駆けつけたところ、複合ビル前の路上にセイボル容疑者と女性がいたという。両者から話を聞くなどして、逮捕に至った。署が詳しい経緯を調べている。