上川陽子外相（左）に抗議文を手渡す玉城デニー知事＝3日、外務省
明 真南斗 玉城デニー知事は3日、外務省や防衛省、首相官邸を訪れ、相次ぐ米兵性的暴行事件に抗議した。
玉城知事は「非人間的で卑劣な犯罪は断じて許すことはできず、強い憤りを禁じ得ない」と訴え、県などへの通報がないのは「極めて大きな問題」として改善を求めた。不起訴の3件も含めて「重大事案があったことは決して看過できない」と伝えたという。
対応した上川陽子外相は地元への情報共有の在り方を関係省庁と検討する考えを示し、再発防止に向けて米側に申し入れるとした。
玉城知事は、日本政府や米軍、自治体などが話し合う「米軍人・軍属等による事件・事故防止のための協力ワーキング・チーム（CWT）」の早期開催も求めた。
（明真南斗）
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