有料

那覇市長「至らないところを自問」 認可外園での乳児死亡、遺族が提訴へ 沖縄


那覇市長「至らないところを自問」 認可外園での乳児死亡、遺族が提訴へ 沖縄
この記事を書いた人 Avatar photo 嘉陽 拓也

 2022年7月に那覇市の認可外保育園(同年8月に廃止)で起きた乳児死亡事案の遺族側が市や園、国に対して損害賠償を求める国賠訴訟を那覇地裁に起こすことについて、知念覚那覇市長は24日の定例記者会見で、提訴内容を確認していないものの「基本的には至らないところは何か、自問自答しながら向き合っていきたい」と述べた。

 同事案では市の検証委員会が3月に再発防止策をまとめた報告書を市長に答申した。知念市長は「真摯(しんし)に受け止めている」と述べ、今年6月に「保育施設の重大事案再発防止のための行動計画策定委員会」を設置したと説明した。

 事故を防ぐため、市から改善命令を受けた施設側に迅速な対応を求めることや、業務停止命令を受けた施設に通う児童を他園で受け入れる体制づくりが鍵になるとし、行動計画策定に向けて「集中的に議論している」と述べた。

 (嘉陽拓也)