沖縄市の70代女性、現金100万円だまし取られる「払い戻しにキャッシュカード必要」の電話 沖縄署


沖縄市の70代女性、現金100万円だまし取られる「払い戻しにキャッシュカード必要」の電話 沖縄署 沖縄署(資料写真)
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 沖縄署は14日、沖縄市の70代女性が、市役所や金融機関の職員をかたる人物から保険料の払い戻しに必要だと持ち掛けられてキャッシュカードを預け、現金約100万円をだまし取られる特殊詐欺(預貯金詐欺)事件が発生したと発表した。発生は12日。県内各地で同様の手口でカードを使い現金をだまし取る事件が続発しており、県警は注意を呼びかけている。

 署によると、女性宅に「払い戻しのためにキャッシュカードが必要だ」など電話があった。女性は電話口で暗証番号を聞き出された。その後、自宅を訪れた金融機関職員を名乗る男にキャッシュカードを渡した。

 県警は「役所や銀行の職員がキャッシュカードの暗証番号を聞き出したり、カードを預かったりすることは絶対にない」「保険料や年金を返還するなどという電話があった際は、すぐに警察や家族に相談して」と呼びかけている。