いなんせ斎苑の火葬待ち日数が伸びていることを受け、那覇市が2025年度から待機中に必要となるドライアイスなどの費用や、別の火葬場を利用した際に発生する割り増し料金の一部補助を検討していることが25日、分かった。
同日、公明党那覇市議団が火葬場の運用改善を求めて要請した際に知念覚市長が答えた。
同市議団の要請では、火葬待ち日数が平均して7日を超えないことや、課題解決に向けて関係機関で協議することなどを求めている。
南部地域の住民が利用するいなんせ斎苑と南斎場は南部広域市町村圏事務組合が運営している。那覇市環境保全課によると、那覇と浦添の市民が利用する同斎苑は火葬炉8基のうち2基が改修中のため、夏場は火葬までの待機日数が伸びたという。
同斎苑は11月には8基体制に戻る予定だが、高齢化により火葬件数の増加も見込まれるため、市は補助内容の詳細を詰めるという。
同組合によると、南斎場では今後、2基増設して8基体制にする予定。
(嘉陽拓也)