那覇空港で3日、不発弾とみられるものが見つかったことが分かった。関係者によると、現場作業員が同日午前、滑走路を含む制限区域の外側で発見し、陸上自衛隊が回収した。運航への影響やけが人はなかったという。
関係者によると、現場作業員が管制塔の南側の敷地内で発見。陸自の不発弾処理班が「爆発の危険性がない」として爆破処理を行わずに回収したという。
国土交通省那覇空港事務所によると、那覇空港では今年に入って計7発の不発弾が発見された。3月に機雷1個、4月に不発弾とみられる金属片を5個、6月には米国製のロケット弾が見つかった。いずれも第一滑走路近辺の緑地帯で発見され、陸自が回収したという。
那覇空港の前身は、1933年に完成した日本海軍の小禄飛行場で、発見された不発弾などの爆発物は沖縄戦で使用されたものとみられる。