浦添署は11日、本島中部の70代船員男性が約4100万円をだまし取られるSNS型投資詐欺事件が発生したと発表した。交流サイト(SNS)で投資コンサルタントなどを名乗る人物から金や石油の投資を持ち掛けられ、5回にわたり現金を指定口座に振り込んだ。
県警は「SNSを通じて知り合った相手から金や投資の話が出たら、必ず詐欺を疑って」と強く注意を呼びかけている。
浦添署や県警捜査2課によると、男性は2月上旬にインターネット上に表示された投資を誘う広告にアクセス。その後、投資コンサルタントを名乗る男にライングループに招待され、「1カ月以内に300%の利益を実現する」「来週の金取引はさらに繁栄すると予想されている」などと投資に勧誘した。
試しの投資で6万円の利益が出ていると伝えられたことから、男性は取引を信頼し、2月下旬から3月上旬にかけて、1回当たり数百万円~1千万円超を複数の法人口座に振り込んだ。SNS型投資詐欺に関する報道に触れた男性が署に相談し、発覚したという。