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沖縄の出生率、50年連続で全国トップ 人口の「自然減」は2年連続 2023年確定数


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この記事を書いた人 アバター画像 宮沢 之祐

 県は1日、2023年の県人口動態統計(確定数)を公表した。女性1人が生涯に産む子どもの推定人数である合計特殊出生率は1・60となり、都道府県別では39年連続で1位だったものの、前年より0・1ポイント減って過去最低となった。出生数と死亡数の差となる自然増減数はマイナス2561人となり、調査開始以来初めて自然減となった前年に続いての減少。団塊の世代の高齢化とともに人口の減少傾向が進むことになりそうだ。

 23年10月1日時点の県人口推計は、前年比3千人減の144万3千人。男性が70万8千人、女性が73万4千人となった。

 出生数は1万2549人で、前年よりも1045人減った。人口千人当たりの出生率も前年比で0・7ポイント少ない8・7となったが、50年連続で全国1位を維持した。1日平均出生数は34・4人で、41分53秒ごとに1人が生まれたことになる。

 死亡数は1万5110人となり、前年に比べて56人増えた。死因別では1位が悪性新生物3404人、2位が心疾患1977人、3位が老衰1881人で、順位は前年と同じだった。新型コロナウイルスは8位となる395人で、前年より192人減った。

 婚姻が6316組と、前年比で230組減った一方で、離婚は3170組で前年比83組の増加。婚姻率は4・4で全国4位。離婚率は2・20となり、21年連続の全国1位だった。 (宮沢之祐)