沖縄県は20日、2024年度から新たに「こども未来部」を設置する組織再編を計画していると明らかにした。現行の「子ども生活福祉部」から子どもと人権、男女共同参画などの所掌をこども未来部に移管する。
これに合わせて、現在の子ども生活福祉部と保健医療部を再編し、「生活福祉部」「保健医療介護部」に改称する。知事公室には現子ども生活福祉部から平和行政を移管させるほか、既に取り組みを始めている地域外交、知事の特命事項の所掌を追加する。改正条例案は県議会11月定例会に提出する。
玉城デニー知事が県政の「一丁目一番地」と表現する「子どもの貧困対策」にさらに力を入れるとともに、国のこども家庭庁発足を受けた組織再編計画となる。
条例が可決されると、現行の1公室9部体制から1公室10部体制に拡大する。新部設置は14年度の子ども生活福祉部以来、10年ぶりとなる。
(梅田正覚)