米海兵隊、飲酒運転検査を強化 事件抑制は不透明


米海兵隊、飲酒運転検査を強化 事件抑制は不透明 米軍基地のフェンス(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 知念 征尚

 米海兵隊は19日、米兵性的暴行事件を受け、海兵隊基地を出入りする際に、運転者の飲酒検査を含む人員や車両検査を強化したと発表した。海兵隊は兵士の勤務時間外の行動を規制するリバティー制度の運用を強化するものと位置付けており、制度の見直しではないとしている。

 米兵が絡む事件の抑制につながるかは不透明だ。

 対象時間は金曜日の夕方から土曜日の夕方まで。これとは別に、海兵隊による見回りパトロールの強化も行っていると説明している。

 相次ぐ米兵性的暴行事件を巡っては、ラーム・エマニュエル駐日米大使と在沖米軍トップのロジャー・ターナー四軍調整官が12日に連名で見解を発表し、リバティー制度を全部隊で統一することなどを宣言していたが、今回の海兵隊の取り組みとは別とみられる。