沖縄県議会議会棟＝2024年6月16日撮影
名嘉 一心 県警の山内敏雄交通部長は23日の県議会総務企画委員会で、名護市辺野古の新基地建設に使用される土砂搬出に対する抗議活動が行われている同市の安和桟橋で起きた人身事故が、2019～23年に2件あったと説明した。
いずれも安和桟橋に出入りする大型貨物車が他の車両と衝突した事故で、車両に乗っていた人は軽傷を負った。
安和桟橋は同市辺野古の新基地建設に使う土砂の搬出口となっている。6月には新基地建設に抗議する女性と警備員の男性が搬出口から出るダンプカーに巻き込まれる事故があった。
同委員会では安全対策としてガードレールの設置を問う声も上がった。山内交通部長は道路管理者が安全対策を行う必要があるとした上で「（対策に関する）協議などがあれば積極的に関わりたい」とした。島袋大氏（自民・無所属）、呉屋宏氏（同）への答弁。
（名嘉一心）
