米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市移設を巡り、那覇港管理組合は21日、沖縄防衛局が実施するボーリング調査に関する占有許可の協議申請を応諾した。防衛局は近日中に、ボーリング調査を始めるとみられる。
ボーリング調査については、2つの行政手続きが必要とされ、防衛局は県水産課と那覇港管理組合に協議申請書を7月23日に提出。うち一つの岩礁破砕に関しては県が「水産資源の保護培養への影響が軽微」として2日に了承した。那覇港管理組合は航行上の安全確認が取れたとして、21日午後に応じた。
防衛局は、来年11月まで、建設予定地の52所でボーリング調査、92カ所でコーン貫入調査を実施する。
(新垣若菜)