県政に対する県民からの苦情を中立・公正な立場で調査し、是正などの措置を講ずるよう提言する県行政オンブズマンの島袋秀勝氏と真栄城香代子氏は11日、県庁に池田竹州副知事を訪ね、2023年度の運営状況を報告した=写真。苦情申し立てなどの受付件数は、前年度比9件増の271件で、沖縄全戦没者追悼式に関する開催時の改善要望などがあった。
部局別では、子ども生活福祉部と商工労働部が53件と最も多く、総務部42件、知事公室25件と続いた。書面による苦情申し立ては年度内に10件を処理した。
池田副知事は、昨年より苦情受付件数などが増えたことについて「多くの県民が対応に何らかの不満などを持っていることは、率直に反省し、減らしていかなければならない」と述べ、職員一人一人が自分のこととして考え、業務を遂行する必要があるとの認識を示した。