沖縄自民・無所属の会の花城大輔氏は2日の県議会9月定例会代表質問で、玉城デニー知事による9月の訪米活動に関して「コロンビア大学でのシンポジウムは10人しか収容できない会場だったとかですね、いろいろ指摘がある」と発言した。実際の会場は72席が用意され、県によると学生など約70人が参加した。会場はほぼ満席だった。
花城氏は質問で、知事の訪米における県ワシントン駐在の役割について「どのような効果が出ているのか、われわれが理解できる説明がなされてない」と県を批判した上で、前述の発言をした。花城氏は発言後すぐに別の質問に移ったため、発言に対する県の答弁はなかった。
シンポジウムは現地時間9月12日、米ニューヨークのコロンビア大学にある「ファカルティハウス」で開催された。同施設は100年にわたり学術会議などの場として使用された。
玉城知事は基調講演で沖縄の過重な基地負担を説明した。同大政治学部客員教授のケネス・盛・マッケルウェイン氏と対談し、学生からの質問に答えた。
(石井恵理菜)