「スイカはいくら?」何と言う しまくとぅば講座で学ぶ 名護 沖縄


「スイカはいくら?」何と言う しまくとぅば講座で学ぶ 名護 沖縄 参加者としまくとぅばの会話練習をする仲程さん(左)=7月28日、名護市の名護博物館
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 県しまくとぅば普及センターは7月21、28の両日、しまくとぅばの基礎を身につける講座「夏休みシマクトゥバスクール~ヤンバルのシマクトゥバ~」を名護博物館で開いた。親子連れなど約20人が参加。県のしまくとぅば講師養成講座の上級認定者が講師となり、参加者は身近な生き物や食べ物を題材にした会話などを学んだ。

 28日は本部町で園芸農家を営む講師の仲程利光さんが、同町伊野波の言葉で「イェーアンマー、アンスイカヤチャッサエーガ?(ねえお母さん、あのスイカはいくらなの?)」など、果物を題材にした疑問文のやりとりを参加者と練習した。

 子どもたちに興味を示してもらおうと、仲程さんが育てた果物も会話の練習に活用した。

 参加した児童(10)は「ちょっとした表現の違いで言葉が変わるのは面白い」と発見を口にした。仲程さんは「沖縄にこういった言葉があることを認識してくれる子どもが1人でもいれば、将来につながる」と期待した。

 (武井悠)