春のセンバツ、沖縄から2校出場なるか 10年ぶり3度目の「快挙」へ期待 決定は来年1月


春のセンバツ、沖縄から2校出場なるか 10年ぶり3度目の「快挙」へ期待 決定は来年1月 2014年の選抜高校野球大会開会式で、堂々と行進する美里工業(手前)と沖縄尚学ナイン=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場
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 来春の全国高校野球選抜大会(春の甲子園、センバツ)出場の参考資料となる秋季九州大会で沖縄尚学とエナジックの県勢2校がそろってベスト4に進出し、センバツ出場を有力にした。

 センバツの県勢2校同時出場は過去に2度ある。2010年に興南と嘉手納、14年に沖縄尚学と美里工業が出場した。

2014年のセンバツで8強へ導いた沖尚のエース山城大智=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場

 14年の2校出場時に沖縄尚学を率いたのは今と同じ比嘉公也監督で、当時の美里工業を率いていたのが現エナジックの神谷嘉宗監督だ。10年の興南は優勝を成し遂げ、14年の沖縄尚学は8強入りした。

 今回の九州大会で沖縄尚学とエナジックが決勝へ勝ち進めば、3度目の2校選出がさらに濃厚となる。来年3月18~30日に開催されるセンバツ大会は32校が出場する予定。出場校を決める選考委員会は来年1月24日、組み合わせ抽選会は3月7日に行われる。

甲子園出場が決まり胴上げされる美里工業の神谷嘉宗監督(現エナジック監督)=2014年1月24日、沖縄市の美里工業高校