30日に開かれる代執行訴訟の第1回口頭弁論には、被告の玉城デニー知事が出廷し、意見陳述をする。陳述内容は明らかにされていないが、沖縄戦の後に米軍基地が集中し現在も過重な基地負担が続いている現状と、繰り返し示されてきた辺野古新基地建設反対の民意に省みない建設強行に、地方自治の観点からも異議を唱えるとみられる。
国側、県側ともに書面を提出しているが、2015年の代執行訴訟を踏まえると、弁論では互いに口頭で主張内容の要約や補足の説明をする可能性が高い。弁論全体の所要時間は1時間程度とみられる。
県は証人の尋問を申請しておらず、30日で即日結審する可能性もある。 (沖田有吾)