「沖縄用語辞典」の記事一覧

　『琉球科律』の追加法典。１８３１年に成立し、１６巻９５条からなる。福州で大清律を学ぶことに成功した魏学源・鄭良弼が帰国後に講習を行い、科律編集係となる。『琉球 ...

　ハト科の留鳥。全長３５センチ。方言名はオウボートなど。全体はほぼ濃い緑色。上面はやや暗く、下面は黄緑にみえる。くちばしは青色で脚は赤い。常緑広葉樹林に生息する ...

　沖縄戦の残骸の撤去を背景に起こったくず鉄収集ブーム。くず鉄を集めて処理業者へ持っていくと換金することができ、人々は一攫（かく）千金を夢みてスクラップを収集した ...

　那覇市上之屋にあり、山号は天久山。成化年間（１４６５～８７）に創建された。はじめ臨済宗であったが、後に真言宗に改められ、波之上護国寺の末寺となった。〈天久の寺 ...

　進貢船が出た次の年に出航する船。琉球と中国の交易は進貢貿易と呼ばれ、琉球からは１年置きに進貢船を派遣したが、尚貞王代、貢使迎えの名目で貢船１艘増やすことが許さ ...

　石垣島の北方１３０～１５０キロに位置する無人の島嶼群。小島や岩礁からなり、魚釣島が面積３．８平方キロで最大。次いで久場島、南小島、北小島など６島がある行政上は ...

　センダン科の落葉高木。本州西南部以西、中国に分布し、山野に自生する。方言名はシンダン、シンダンギ。成長が早く大木となり、材は家具、建築材などに利用される。公園 ...

　豚の骨付きあばら肉（ソーキ骨）を昆布やしいたけなどと煮込んだ汁物。琉球料理の代表的なものの一つ。ソーキ骨は脂肪と肉がほどよく交じり合ったおいしい部分で、肉が骨 ...

　１５４２～１６１２（尚清１６．３．２６～尚寧２４．３．２６）　本名は城間盛久。首里生まれ。書家にして三司官。「浦添城の前の碑文」のおもての文を揮毫した。琉球随 ...

　琉球の古銭で、第１尚王統尚泰久の時代に鋳造されたとみられる。銭文の「大世通宝」は尚泰久の神号、大世主（おおよのぬし）にちなんで名付けられたと考えられている。直 ...

　米国の極東戦略における沖縄の重要性を示す呼称。１９４９年に中華人民共和国が成立、翌年朝鮮戦争が勃発するなどアジア情勢の急変に伴い、米軍基地を急拡大。沖縄は太平 ...

　ドクガ科の仲間。翅の色は白線を含む黄色で、体の胸と背には毒毛がある。触ると赤くはれたり、激しいかゆみをもたらす。卵や幼虫にも有毒毛がある。幼虫はダイコン、ギン ...

　１９６８年、個人タクシーの免許取得をめぐり、金品の授受があったとして、免許申請業者と琉球政府の幹部職員ら１２０人余が贈収賄の疑いで逮補、４５人が起訴された大型 ...

　１６５５～１７３７（順治１２．４．１２～乾隆２．７．１４）　奥間親方朝充の長子、向氏五世。那覇里主、平等之側職等を経て１７０３年旧記奉行（旧記座の初代奉行）と ...

　１８４３～１９２７（天保１４．１２．１５～昭和２．２．１５）　東本願寺派浄土真宗の僧で真教寺の創建者。大分県生まれ。１８７６年開教のため来県。真宗禁制令解除に ...

　復帰後、沖縄の厳しい水事情緩和のため沖縄本島中北部の河川を中心にダム建設が進んだ。１９７４年の福地ダムを皮切りに新川、安波、普久川、辺野喜、漢那、倉敷の各ダム ...

　ミカン科の常緑小高木。南中国原産で、沖縄へは昭和初期に導入された。果実は球形で径５センチくらい。赤橙色に熟し、甘みが強い。成長が旺盛で病虫害に強いため、沖縄本 ...

　キク科の多年草。古代から広く栽培され、確かな原産地は不明。野菜として畑や庭の片隅で栽培される。和名キクニガナ、方言名はインガナバー、フダンソー。花は青紫。葉を ...

　那覇市の北約１６キロの沖縄本島中部の町。西は東シナ海に面す。町面積１３．６平方キロの５６％が米軍用地。返還軍用地の跡利用、公有水面埋立地の活用で都市化が進む。 ...

　シギ科の旅鳥（一部冬鳥）。全長４２センチ。下に曲がったくちばしを持った大形のシギ。体と翼の上面は黒褐色で淡い褐色斑が全体にある。下くちばしの基部は肉色。頭に白 ...

　第２次世界大戦後、米・ソの対立を背景として朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）と大韓民国（韓国）が戦った戦争。１９５０（昭和２５）年６月衝突、５３年７月休戦。日本 ...

　沖縄の本土復帰に伴い、１９７２年５月１５日から２０日までの６日間、県下各地に設置された１９０カ所の通貨交換所でドルと円が交換された。その前年８月に米国のニクソ ...

　東村の花であるつつじを内外に広め、村活性化策の一環として１９７６年に整備に着手。毎年３月には約４万８０００本のつつじが咲き乱れ、つつじ祭りが開催される。つつじ ...