「沖縄用語辞典」の記事一覧

　１６７０～１７６４（尚貞２．１２．２７～尚穆１３．７．２９）　陶工。越来間切生まれ。平田典通の息子、平田典寛に学び、天目碗、茶入などを王府に献上。天王寺や天界 ...

　古典音楽の楽曲の一つ。二揚仲風節の他に二揚下出し、本調子、本調子下出し仲風節があり、この曲想が多くの人の心をとらえた証拠であろう。歌詞は５５８６が多く、７５８ ...

　１８８７～１９７４（明治２０．５．２３～昭和４９．３．１）　ジャーナリスト、首里市長。首里儀保町生まれ。早稲田大学卒。『琉球新報』記者。『沖縄朝日新聞』創設。 ...

　ラン科、小形の着生ラン。かつては伊豆以西～西表に分布していたが、ほとんどの地域で絶滅したか、絶滅危ぐ種になっている。和名は名護の地名にちなむが、沖縄本島産のも ...

　戦後の市場は、１９４７年ごろ現在の開南バス停付近から自然発生した。生活必需品を売り、県内の物流拠点として発展。現在、那覇市には第１牧志公設市場などがあるが、大 ...

　方言名ワクビチ、ミジワクビチ。アカガエル科。体長１０～１２センチに達する大形カエルで、沖縄本島北部にのみ生息。背中は暗褐色から茶褐色で、黒褐色斑がある。渓流周 ...

　地名は祖先の残した大切な文化遺産である、との認識のもと研究者や地名を愛する人々らによって１９８２年３月に発足。会誌『南島の地名』第１集～第５集を発刊。９３年、 ...

　方言名イユガーミー。スズキ目ニザダイ科魚類の総称。日本中部以南の沿岸に分布する。体長４０センチ。体色はナンヨウハギ、ミヤコテングハギ、メガネクロハギなどカラフ ...

　日米安保条約第６条に基づき、米軍の日本国内における地位を規定することを目的に締結された。２８条からなる。日本政府の米軍への施設・区域の提供義務、米軍の基地・演 ...

　波照間島にある碑。１９７０年、同島に旅行で訪れた学生・飯島信行がアルバイト費用で自費建立した。コンクリート製。「日本最南端の碑」の文字だけが彫られている。日本 ...

　出典は琉歌の「戦さ世んしまち　みるく世ややがて　嘆くなよ臣下　命どぅ宝」。命こそ宝という意味だが、現在では沖縄の反戦平和運動の標語となった。沖縄の平和的生存権 ...

　琉球農連（後の経済連）が１９５３（昭和２８）年、那覇市与儀に開いた市場。南部地域を中心に農産物の一大流通拠点になった。セリ方式ではなく、生産者と消費者が直接顔 ...

　１８０５～１８７１（尚コウ２．６．２～尚泰２４．７．２）　古典音楽野村流の始祖。１８６７年、尚泰王の命を受けて『欽定工工四』といわれる『野村工工四』を弟子の松 ...

　苛酷な人頭税の歴史をもつ日本列島の最西南端の島々には、さらに最果ての島を幻想する伝承がある。人々ははるか南に仙人の住む極楽浄土を思い描き、自分の住む島を抜け出 ...

　サトウキビからしょ汁を搾り取った後の搾り殻。製糖副産物。セルロース、ヘミセルロース、リグニンが主成分。大半は製糖工場で燃料として使用されているが、堆肥、家畜の ...

　作詞吉川安一、作曲普久原恒勇。１９６５年、琉球放送ラジオのホームソングとしてオン・エアされた。三拍子のリズムと沖縄の南国情緒、人情を描写した歌詞が広く親しまれ ...

　中国伝来の沖縄風おこし。乾燥したもち米を炒り、黒砂糖と水あめで固めて作る。最近は白砂糖が用いられている。円形や角型のものがあり、もち米の代わりに胡麻で作った胡 ...

　方言名ジュリグヮーイユ。ハナダイ類の仲間。ピンクの体色に、オレンジ色のひれをした美しい魚。体長１０センチぐらい。浅瀬のサンゴ礁で群れをなして泳ぐ。性転換する魚 ...

　生没年不詳　山北（北山）王。〈はねじ（ハニジ）〉と読むという説もある。１３８３〔４〕（洪武１６）年１２月初めて中国に入貢し、８５年山南王とともに駝紐鍍金銀印を ...

　シギ科の冬鳥。全長２１センチ。くちばしは黒色、長めでやや下へ曲がっている。首は短く縮めているので猫背のようにみえる。冬羽は上面灰色、下面白。夏羽は下面に黒斑が ...

　米韓合同演習の準備のため西太平洋地域で実施されている演習。１９８５年に実施された〈バリアントアッシャー８５〉は、金武町のブルービーチなど沖縄本島東海岸を中心に ...

　行政区画としての間切に置かれた役所（今日の市町村役場）で、行政を管理し、治安、諸税徴収などに当たった。古くは王府の令達を伝えていく宿次のために、宿道沿いに置か ...

　１９７１（昭和４６）年５月、具志頭村のギーザ水源がＰＣＰで汚染された事件。住民に直接被害はなかったが、約１カ月半給水が停止された。米軍払下げ品取扱いの商社によ ...