「沖縄用語辞典」の記事一覧

　マメ科の落葉高木。インド～マレーシアの原産。県花で、沖縄三名花の一つ。各所に大木が見られる。３～５月ごろに鮮やかな朱赤色の花を枝先に多数集まって咲かせる。材は ...

　太陽。太陽神。世を明るく照らし、生命の源でもある偉大さにたとえて、支配者に対する尊称ともなった。国王のことを〈てだ加那志〉〈てだこ〉ともいった。古くは按司を〈 ...

　冊封使の宿泊所。現在の那覇市東町に位置。１６世紀初頭には創建され、大門・天沢門・敷命堂・後房等１０棟が連なる。第二門の天沢門内を宿泊施設として使用したが、平時 ...

　日本本土の古武道にはない沖縄独特の武具。木製の棒に把手がついていて、２本１組で使用する。操作が難しく熟練を要求される。指導は有段者以上に限られ、使いこなすには ...

　琉球が中国の冊封下にあった時代を、俗にこう呼ぶが、昔から言っていたわけではない。沖縄が絶えず外部勢力の支配を受けたことを皮肉って、〈大和世〉〈アメリカ世〉とい ...

　那覇、与那原、泡瀬などを拠点に沖縄本島東海岸路線を中心に運行するバス会社。設立は１９５１（昭和２６）年。従業員数３５３人、売上高２０億８８９８万円。本社所在地 ...

　？～１６０４（？～尚寧１６．１２．２４）　中国から帰化した沖縄最初の瓦工。真玉橋村に窯を築いて瓦を焼いた。子孫も瓦業に従事し、百浦添（首里城正殿）をはじめ寺院 ...

　北中城村渡口に所在する石造の祠。和仁屋間のテラあるいは浜崎のテラとも称する。『琉球国由来記』に「往昔、渡口村、高時ト申者、霊石ヲ権現ト崇、宮建立仕タル由、伝ア ...

　２０００年５月選定。風が集落を吹き抜けるような地形の中で、家を道より１メートルほど低くし、フクギで囲った、伝統的建造物群保存地区は２９０軒。赤瓦と石垣、白砂の ...

　１５９５～１６６３（尚寧７～尚質１６）　藍染めの技法を伝授した。もともとは薩摩の出身。父、景陳の跡を継ぐため琉球に渡来。王命で久米島へ渡り、染色や紬織りを指導 ...

　米国が１９７１年８月に打ち出した新経済政策が世界に与えた衝撃。金・ドル交換が停止され、日本も変動相場制に移行した。ドルは１ドル＝３６０円から大きく下落し、本土 ...

　親泊興照作の時代歌劇。１９３４（昭和９）年新天地劇場の珊瑚座で初演。親泊興照と宮城能造のコンビで好評を博す。戦後も真喜志康忠・真喜志八重子、大宜見小太郎・静子 ...

　恩納村仲泊にある沖縄前IV期から弥生時代並行期、近世の６つの遺跡の総称。仲泊式土器が設定。国道予定地となっていたが、奄美や九州との交流を示す土器や黒曜石片、岩 ...

　豚の大腸、小腸、胃を中身という。下ごしらえした中身の千切りを椎茸、こんにゃくなどとかつお出しで煮込んだ汁物。薬味としておろし生姜などを用いる。正月、その他祝料 ...

　１８４７～１９１５（尚育１３．６．４～大正４．８．１１）　尚育王の三子。尚泰王の弟。初め具志川王子、のち転封されて今帰仁王子と称した。琉球処分官松田道之の第１ ...

　半翅目キンカメムシ科。からだは金属的な緑色に光る。足は赤と青色で非常に目立つ。体長２センチ内外。木の葉裏にびっしりと群れているのがみられる。カンコノキ類に寄生 ...

　５月３～５日に、那覇新港で行われる競漕行事。琉球王国時代には国王の観覧もあったといわれるが、廃藩置県以後途絶えて、６０年ぶりに１９７５年に復活した。競漕は泊・ ...

　沖縄本島南部・島尻のことで、三山分立時代に山南王の支配下にあった地域。大里按司からはじまった南山王統は、１３８０年から尚巴志に滅ぼされる１４２９年まで、明国と ...

　太平洋西部の赤道以北に散在する島嶼群。１９１９年ベルサイユ条約でグアム島を除きドイツ領から日本の委任統治領となる。サイパン、テニアン、パラオなどには沖縄からも ...

　名護湾に面する市民のレクリエーション広場。日本ハムファイターズのキャンプ地としても名高い。野球場、サッカー場、体育館などスポーツ施設が整備され、人工ビーチは夏 ...

　琉球が日本と支那（中国）の両方に従属していた状態をさす。期間は１６０９年の薩摩侵入から１８７９年の琉球処分まで。実態は薩摩侵入以来、琉球は島津の統制下にあり、 ...

　東方の海の彼方にある楽土のこと。「ぎれーかねー」ともいい、そこから来訪神がやってきて農作物の豊作をもたらすとともに、共同体の繁栄と住む人たちの健康を招来すると ...

　モクセイ科の常緑小高木。本州中部以南～中国に分布し、山地などに自生する。方言名はサーターギで、枝や葉を切ると砂糖のような甘い香りがすることに由来する。３～４月 ...