「沖縄用語辞典」の記事一覧

　通称沖社協。１９５１年に組織された沖縄群島社会福祉協議会が前身。５８年に沖縄社会福祉協議会、７２年に現在の名称に改名。各市町村社協の育成が最重点事業で、そのほ ...

　沖縄の風土に根ざした独特の季語を詠み込んで〈沖縄の心〉を鮮明にする伝統俳句重視の超結社組織。１９７６年１月設立。『琉球新報』の「琉球俳壇」への投句を中心に活躍 ...

　琉球漆器復興のため首里区長が１９０２年に創設した区立工業徒弟学校（木工科・漆工科）がその前身。１４年県立となる。２１年県立工業学校と改称、新たに建築科が加わる ...

　１９４２年に設立された八重山の女子中等教育機関。当初、各町村組合立として開校。４３年文部省認可となったが、戦争により有名無実と化し戦後の学制改革で新制八重山高 ...

　１９７２年の沖縄返還に関する日米協定の内容、および返還関連法案で、野党は日米軍事同盟化を図るものとして大反対、国会を揺るがしたことから名付けられた。東京・沖縄 ...

　１８７９年以降の、沖縄方言で展開する演劇。方言せりふ劇と歌劇に大別できる。ほとんど口立て（あらすじをつくり、即興で展開）で演じられた。カマジー芝居に始まり、仲 ...

　１９７２年５月１５日の沖縄返還に伴い制定された「沖縄振興開発特別措置法」に基づき策定された沖縄の振興開発の方向性と基本政策を示した総合計画。計画期間は１０年。 ...

　沖縄生麺協同組合が「そば」の呼称の存続運動を展開。１９７８（昭和５３）年、公正取引委員会から正式に承認される。生めん類表示「そば」はそば粉３割以上（沖縄そばは ...

　本部町の国営沖縄記念公園内に２００２年１１月１日に新装オープンした世界最大クラスの水槽を持つ水族館。マンボウの飼育をはじめキハダ（マグロ）、カツオ、ジンベイザ ...

　産業の振興発展、県外市場の拡大などが目的。県内を代表するイベントの一つ。毎年１０月の第４金曜日から３日間開催。沖縄本島、宮古、八重山の３会場。 『最新版 沖縄 ...

　琉球弧の島々がその独自の風土から生み出した近代の文学を集大成しようという壮大な企画。分野は詩、短歌、俳句、歌謡、小説、戯曲、随筆、紀行、評論、沖縄学など全２０ ...

　県下唯一の日本陸連公認のマラソン大会。県総合運動公園がスタート、ゴール地点で、競技と市民ランナーが同時に走るフルマラソン。高校１０キロの部も併設。毎回１万人近 ...

　１４４５～１５０５（尚思達元～尚真２９．３．１）　第２尚氏初代尚円の側室で、三代尚真の母。伝説では、尚真を王とするために、二代尚宣威の退位をたくらんだ。『李朝 ...

　伊波普猷著。１９３８年刊。「をなり神」をはじめ１４の論文を収録。「をなり神」は２７年に雑誌『民族』に発表され、柳田国男の絶賛を受けた。本書と『日本文化の南漸』 ...

　沖縄最古の歌謡集。１２世紀から１７世紀にかけて沖縄各地で歌われていた叙事的歌謡を首里王府が編さんしたもので、全２２巻からなり、１５５４首が収録されている。沖縄 ...

　琉球舞踊の一ジャンル。古典女七踊りの他に後に創作された〈稲まづん〉〈瓦屋節〉など１３曲をさす。出羽・中踊り・入羽の構成をとる。また、２曲構成、１曲構成がある。 ...

　琉球処分前後に生まれた親日派士族集団。下級士族が中心。琉球処分を積極的に支持し、明治政府に協力した。頑固党に敵対する集団だが、組織的な動きはほとんどみられなか ...

　海面下の火山の総称。琉球列島には沖縄トラフ内のものと火山フロントのものがある。後者にはトカラ硫黄島沖海底火山（１９３４年噴火）、諏訪之瀬島沖海底火山（１９５４ ...

　ラン科の多年生地生ラン。種子島以南～台湾、熱帯アジアなどに分布し、山野に自生する。葉は長さ４０～５０センチ、花茎は高さ１メートル以上に達する。花は紅色を帯びた ...

　昔の男子の髷（まげ）。頭頂部を中剃りし、周囲の髪をかきあげて結い、押差し（かんざし）で止めた。押差しの種類で身分が区別された。舜天王が頭の右上の瘤を隠すため右 ...

　勝連町字南風原にあるグスクで、標高約９７メートルの丘陵に築かれている。最高所に一の郭があり、東側へ二の郭、三の郭、四の郭と続き、四の郭の東側一段高くなったとこ ...

　大正時代の沖縄芝居で今日の形になったと思われる雑踊の一曲。前段にかなよー節、後段に島尻天川節を配して、男女の情表現を見せる。愛しあう二人が花染手巾を渡す振り、 ...

　魚の身をねばりの出るまですりまぜ、蒸し上げた製品。魚料理の少ない沖縄で、行事料理に欠かせない。祝事には表面を紅で染めた赤カマボコ、法事には白カマボコを使う。そ ...