「沖縄用語辞典」の記事一覧

　八重山石垣市にある臨済宗妙心寺派の寺で、山号は南海山。薩摩入り後の１６１１年、薩摩から検地役人が来て、八重山に寺院を建てるよう王府に進言して、１４年に創建され ...

　慶良間諸島の中で最大の島。面積１５．２９平方キロ。集落は役場と港のある渡嘉敷と南西端の阿波連の２カ所。北側に国立青年の家がある。ビーチ、キャンプ場などが整備さ ...

　１９１６～１９９８（大正５．１０．２６～平成１０．９．１３）　作曲家。恩納村生まれ。日本大学芸術科卒。「上海帰りのリル」「お富さん」「東京アンナ」「踊り子」「 ...

　仏壇や墓前に供えた酒瓶。肩から胴体にかけての線、腰の力強い作り、姿形が均斉がとれている。釉薬も無造作でいて独特の美をもつ。小形のものは副葬品としても作られ、墳 ...

　城辺町字砂川と字友利の境界にあって、友利元島遺跡の西側に隣接するウリガー（洞井）。降り口から滞水層露出面までの深さは約２０メートル、自然洞井としては宮古では最 ...

　黒褐色染色法。植物のタンニン酸と泥中の鉄塩とが化合してタンニン酸鉄が絹繊に沈殿。久米島紬や大島紬に用いられる。グールー（ハマサルトリイバラ）、シャリンバイの煎 ...

　沖縄本島中部の村。１９０８（明治４１）年に村制施行。サトウキビ、マンゴーなど農業が盛ん。中城城跡をはじめ、同城跡を建造した護佐丸に由来する遺跡が保存されている ...

　八重山諸島西表島の西南約１５キロのところにある、海鳥繁殖地。多く見られるのはセグロアジサシ、オオミズナギドリ、クロアジサシ、カツオドリなど。種類によって時期や ...

　１９０５～１９５１（明治３８．１０．３～昭和２６．１２．４）　詩人。本名・仲村渠致良。那覇生まれ。北原白秋主宰の『近代風景』に参加。詩作を行う。１９３２年ごろ ...

　東御廻りと並んで、今帰仁城内外の拝所、旧跡を巡礼する行事。〈今帰仁御廻り〉ともいう。東御廻りは開闢神アマミキョにちなむ伝説、遺跡などを巡るが、アマミキョの一族 ...

　テントウムシ科。体長１センチにみたない昆虫。オレンジ色のつるつるした体に黒い７つの斑点をもつ。足から臭い液を出すため、天敵の鳥から敬遠される。アブラムシやカイ ...

　防衛施設庁の出先機関で、沖縄県内にある米軍および自衛隊施設の管理などを担当。那覇市に本局がある。主な業務は、防衛施設（在日米軍基地、自衛隊基地）の管理、軍用地 ...

　明治期に沖縄経済の振興策として、政府により推進された沖縄と南清の直接貿易。１８９４年１０月に那覇港が特別輸出港指定を受け、９９年７月開港。琉球処分以来途絶えて ...

　ナンヨウスギ科の常緑高木。県内で多く植栽されているのはノーフォーク島原産のシマナンヨウスギ、別名コバノナンヨウスギで、幹はまっすぐに立ち、枝を水平に分岐して、 ...

　国頭村辺戸岬と鹿児島県与論島間の海上にある北緯２７度線。１９７２年以前、米軍支配下の沖縄と日本の国境線。祖国復帰を訴える４．２８海上大会が、２７度線を挟むよう ...

　米軍政下の沖縄に対して行われた日本政府の経済援助。１９５２年度から文教関係、恩給・年金などを支出、６２年度から琉球政府の予算が日本政府の一般会計に本格的に計上 ...

　１９９９年６月、政府系のシンクタンク・総合研究開発機構（ＮＩＲＡ）は普天間飛行場を含む在沖米海兵隊基地の大半を北海道苫小牧の東部開発地区に移転することを提案し ...

　国営沖縄記念公園の海洋博覧会地区（本部町）にあり、同公園のテーマ〈太陽と花と海〉の〈花〉を象徴する施設。熱帯、亜熱帯の花が咲き乱れる。３つの温室では、常時約２ ...

　石垣島東部にある野底岳のことで尖頭形の岩山。マーペーは女性の名。琉球王府時代、村建てのため黒島から野底に来た娘が、恋人のいる黒島を見ようと山へ登ったが、島は見 ...

　方言名ナナフサー。コブラ科の毒ヘビ。徳之島と沖縄に分布する琉球列島の固有種。体長５０センチ。背中に黒い縦じまがあり、間はオレンジ色で、１０本前後の白い横じまが ...

　？～１４６７（？～成化３．２．２６）　父は山南王汪応祖、南山王他魯毎の弟という。唐名阿衡基、阿姓（前川家）の祖。『遺老説伝』によると、１４２９年尚巴志の南山侵 ...

　いわゆる天女を女房にしたという伝説。『中山世鑑』には奥間大親と天女との間に察度王が生まれたとある。玉城朝薫はその伝説をモチーフにして、組踊「銘苅子」を創作した ...

　豊年祭や綱引き行事に用いる幟（のぼり）の一種。各字ごとに作られ、それぞれの伝統と特色がある。数メートルの竿にトゥール（灯籠）・ゴウ・サンマ・吹き流しを付ける。 ...