「沖縄用語辞典」の記事一覧

　トカゲ科に属し、琉球列島の固有種。体長１２センチ、背中は褐色、体側は黒褐色をなす。薩南諸島・トカラ列島・奄美諸島・沖縄諸島に分布する。近似のサキシマスベトカゲ ...

　法事のさいに作られる料理。独特の格式ある膳料理、重詰料理、盛り菓子の３種が仏前に供えられる。膳料理は精進料理で、重詰料理は肉、魚、かまぼこなどを使う。盛り菓子 ...

　米政府に沖縄政策の改善を求めた米自由人権協会（ボールドウィン議長）の１９５９年の勧告。日本自由人権協会が沖縄の米軍支配の実態調査で協力した。沖縄の日本復帰を打 ...

　方言名ブラ【沖】、サーブラ【八】。フジツガイ科。殻長４０センチに達する日本最大の巻貝。尻の尖った部分を欠き、そこを吹き口にしてイノシシ狩りに使ったり、村行事で ...

　生没年未詳　１５世紀末の八重山の有力首長、長田大主の妹。霊威高く、オヤケ・アカハチの乱平定に尽力した功績で、国王より大阿母職を授けられるが、それを多田屋遠那理 ...

　１８８９～１９８２（明治２２．１０．８～昭和５７．２．２）　役者。首里崎山町生まれ。戦後は舞踊・組踊の指導に取り組む。代表作に歌劇「伊江島ハンドー小」、組踊「 ...

　１８３９～１８８２（天保１０．５．１２～明治１５．７．６）　琉球処分官。鳥取生まれ。明治政府の琉球処分方針施行のため、３度にわたり来琉。１８７９年３月に軍隊の ...

　西表島の浦内川上流に位置する滝。滝の落差は小さいが２段に流れ落ち水量豊か。地元でマリュドゥとは滝つぼの淀（よど）みの意味。浦内川途中まで渡船があり観光名所。さ ...

　生没年未詳　１５世紀末の波照間島の有力者。アカハチの乱に際して、アカハチに与すよう再三の勧誘を受けたが、応じなかったためアカハチの部下によって殺害された。王府 ...

　方言名チン。タイ科の魚。体長４０センチほどで、たまに５０センチ以上のものも。体はだ円形で、銀灰色の地はだをしている。河口付近やリーフ周辺にすむ。雑食性で何でも ...

　沖縄本島中部の東海岸、勝連半島の北東約７キロの洋上に位置する与那城町の一島。面積５．０２平方キロ、周囲１２．２４キロ。桃原、上原、宮城、池味の４区からなり、農 ...

　トカゲ科。南方系で体長約２０センチ。背面は褐色、灰褐色で小さい斑点が散る。熱帯地方では海岸の岩やマングローブ林でみられる。宮古諸島が北限とされ、台湾・フィリピ ...

　弥勒。七福神の一つである布袋（ほてい）に似た面を被り、五穀豊穣をもたらす神として信仰されている。八重山諸島の豊年祭、種子取祭、結願祭、節祭等によく登場する。弥 ...

　月桃やクバの葉に包んだ餅を仏壇などに供え、家族の健康を願う行事。旧暦１２月８日に行う地域が多い。１年内に子供の生まれた家では初ムーチーを祝い、親戚などに配る。 ...

　中国の戦国時代（紀元前４０３～２２１年）、燕（えん）の国で流通した貨幣。表面に〈明〉の字があることからそう呼ばれる。１９２３（大正１２）年、那覇市城岳（ぐすく ...

　モーイ（いばらのり）に豚肉、しいたけ、にんじん、かまぼこなどの具を入れ、炒め煮にして型に入れ、豆腐のように固めて作った寄せ物。磯の香りのする素朴な料理で、酒の ...

　生没年未詳。伝承では、護佐丸を外祖父とし、尚泰久を父に持った王女で、勝連の阿麻和利に嫁した。それは権力者同志の政略結婚であり、父尚泰久と夫阿麻和利との争いによ ...

　１９４５年１２月１７日、戦後の八重山で誕生した一種の人民政府。行政機能のマヒに加えてマラリアの流行、旧軍人の狼藉から住民を守るため青年有志が決起した。わずか１ ...

　八重山地域で発刊されている日刊紙。１９５０（昭和２５）年３月、村山秀雄らが創刊した『南琉日日新聞』が前身。５２年に改題。発行部数約１万５０００部。９７年からカ ...

　ナス科の常緑低木。西インド諸島原産。細い枝を多く分岐して高さ３メートルくらいになる。枝先に緑白色の細い筒状の花が多数集まって咲く。花は目立つほうではないが、夜 ...

　１８９０～１９８６（明治２３．３．９～昭和６１．３．１７）おもろ歌唱者、音楽家。那覇市首里生まれ。祖父盛熹から野村流、湛水流を学ぶ。最後のおもろ主取・安仁屋真 ...

　１８８８～１９７５（明治２１．１．２０～昭和５０．１０．１１）　無産運動の指導者。那覇生まれ。代用教員、新聞記者、役所勤務などをへて市会議員。１９２６年沖縄青 ...

　沖縄（特に首里・那覇）のわらべ歌。薪炭類を買って生活していた首里・那覇の主婦に、薪炭類を積んだ船が港に着いた様子をうたった歌。「山原が入っちゃんどう、あかしの ...