沖縄美ら海水族館は11日に1歳の誕生日を迎えたオスのオキゴンドウの愛称を「ライズ」に決めたと同日発表した。愛称は本部町内の小中学校や水族館ホームページで募集し、1958件の中から選ばれた。ライズは、水族館で飼育されて48年目に入った大先輩のミナミバンドウイルカ「オキちゃん」らに見守られながら、イルカショーにも参加している。
水族館によると、オキゴンドウは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに掲載されている希少種で、繁殖事例は世界的に少なく、国内で誕生後に1年以上生存したのは3例のみ。名前には太陽が昇る(Rise)ように、水族館を明るく照らしてほしいとの願いが込められている。
飼育係の比嘉克(すぐる)さん(33)によると、ライズは母の「もも」の乳を飲みながら、元気に過ごしているという。比嘉さんは「イルカショーでは、周りのイルカのまねをしながら一生懸命取り組んでいる。やんちゃな姿をぜひ見に来て」と呼び掛けている。 (長嶺晃太朗)
【関連記事】
▼ハブのいる島、いない島の差って? 沖縄県民とハブの深い関係とは?