【西原・浦添】沖縄県内でひそかにブームを呼んでいるアイスクリーム(ブルー)バナナ。浦添市伊祖在住の友利明夫さん(72)が西原町我謝の畑で育てるアイスクリームバナナの木から総重量約27キロ、127本のバナナを収穫した。アイスクリームバナナを初めて育てて収穫したという友利さんは「10年以上、畑人(ハルサー)を楽しんできたが、これまでにないジャンボバナナに興奮している」と笑顔を見せる。
友利さんは、西原町我謝で畑を借り、ジャガイモやトマトなどの野菜を育てている。約1年半前、友人からもらった1本のアイスクリームバナナの木を畑の一角に植えた。これまで三尺バナナや島バナナなど別の品種のバナナを育ててきた。
初めてのアイスクリームバナナは順調に育ち、お盆のウークイ前に収穫し仏壇に供える予定だったという。7月28日に、畑人仲間からバナナの房が地面に落ちていると連絡を受けて畑に急行。重さに耐えられず地面に落下していたという。「お盆前に大収穫できて、ご先祖さまもびっくりするね」と喜んだ。
アイスクリームバナナは、ブルー・ジャブァ・バナナとも呼ばれ、原産地は東南アジア。アイスクリームのような味わいや口の中で溶けるような柔らかい食感が特徴だと言われている。
(中川廣江通信員)
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