【動画】沖縄の砂浜にいるカワイイやつ~二枚貝のもぐり方&食べ方知ってる?〈沖縄・海の生き物たちVol.5〉

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殻を閉じて動かない、砂に潜って隠れている、そんなイメージの二枚貝たち。彼らは、海中の植物プランクトンなどを水ごと吸い込んで、鰓(えら)で濾し取って食べています。いわば、水をきれいにする生き物。海中に餌が豊富なら良いけれど、沖縄の海が透き通ってきれいなのは、実は海中に餌が少なく貧栄養な証拠。そんなサンゴ礁の砂浜で、波打ち際を住みかにする、割とアクティブな二枚貝がいます。

それは、イソハマグリやナミノコガイの仲間。波打ち際は、常に波が砂を巻き上げるので、そこで一緒に舞い上がる餌を食べているんです。そして、彼らは砂に潜るのが結構速い! イソハマグリやナミノコガイを掘り出して、砂の上に置くと、貝殻のすき間からベロベロっとしたものを出して、くさびのように砂に差し込んで、すぐに潜ってしまいます。そう、これが二枚貝の足。彼らの体は、水を出し入れする2本の水管(すいかん)と、内臓の詰まった体と、足でできているんですね。

頭はないですが、二枚貝が砂に潜る時の進行方向を前とすると、水管を出す上側が後ろ。2枚の殻は、つながっている蝶番(ちょうつがい)を背側、貝殻が開く方を腹側として、右殻・左殻と呼ぼう…と研究者が決めました。

でもきっと、貝は自分の左右がどっちなんて気にしないはず。今日もひたすら、波に洗われては砂に潜り、ご飯混じりの水をスーッと吸ってはぷはーっと吐いて、暮らしているのです。



Vol. 5 イソハマグリ

Atactodea striata



● 目:マルスダレガイ目 Veneroida

● 科:チドリマスオガイ科 Mesodesumatidae

● 属:アタクトデア属 Atactodea

 



動画撮影:
イソハマグリ 2017年10月8日 場所:座間味島
ナミノコガイ 2004年1月8日 場所:石川ビーチ(うるま市)
ヤシの実 2017年10月8日 場所:座間味島

動画撮影・編集&執筆

鹿谷法一(しかたに・のりかず しかたに自然案内)

琉球大卒、東大大学院修了、博士(農学)。広島に生まれ、海に憧れて1981年に沖縄へ。専門はカニなどの甲殻類。生き物の形とはたらきの関係に興味がある。最近は、沖縄の貝殻を削って磨くシェルクラフトを行っている。

鹿谷麻夕(しかたに・まゆ しかたに自然案内)

東洋大、琉球大卒。東大大学院中退。東京に生まれ、20代半ばでサンゴ礁に興味を持ち、1993年に沖縄へ。2003年より、しかたに自然案内として県内で海の環境教育を始める。しかたに自然案内代表。手作りぬいぐるみで海を伝える、あーまんシアターも主宰。

 

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