やみつき食感、もちもちの「熟成麺」とサクふわ天ぷら 熟成沖縄そば、天ぷら宮里屋(名護市)<うちなー味まーい>109


やみつき食感、もちもちの「熟成麺」とサクふわ天ぷら 熟成沖縄そば、天ぷら宮里屋(名護市)<うちなー味まーい>109 ミックスそばとじゅーしーセット(1150円)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 県道71号から少し区内に入った名護市我部祖河の住宅地に「熟成沖縄そば、天ぷら宮里屋」がある。10代から料理の道を歩む店主の宮里透さん(44)が2020年2月に夢であったお店を開業した。

 開店時はコロナ禍で、天ぷらなどのテイクアウトメニューが中心だった。こだわりのもとぶ熟成麺を好むお客さんが多くなり、現在はソーキ、三枚肉、昆布、旬の野菜が乗ったミックスそば(850円)や、じゅーしーセット(サラダ、天ぷら付き1150円)のほか、そば付きの唐揚げやしょうが焼き定食(各1100円)など数種類をそろえる。

店舗入り口で揚げたての天ぷらを持ち多くの来店を呼びかける店主の宮里透さん

 もとぶ熟成麺はうどんにも似たコシで、じっくり2度熟成させている。食べている間もコシが残り、もちもちの触感が特徴で一度食べると病みつきになる。普通麺も選べて、スープはカツオと豚骨を混ぜあっさりとして、香りもいい。天ぷらは各種類1個120円で定番のイカ、魚、かき揚げ、モズクがある。旬の地元野菜を使った天ぷらも並び、お徳用詰め合わせ天ぷら(500円)も人気だ。

 店主の宮里さんは「熟成麺が食べられるのは県内で数カ所、名護市はここだけ。天ぷらは沖縄と県外の中間のようなふわふわ、さくさくの独特な衣の味わいで、多くの人に一度は味わってほしい」と来店を呼びかける。営業時間は午前11時~午後2時半、夜は午後4時半~午後8時。悪天候時は休業。名護市我部祖河95の3。営業確認や天ぷらなどのテイクアウトを希望する場合は、電話注文がおすすめ。電話080(1774)8057。

 (新城孝博通信員)