県道71号から少し区内に入った名護市我部祖河の住宅地に「熟成沖縄そば、天ぷら宮里屋」がある。10代から料理の道を歩む店主の宮里透さん(44)が2020年2月に夢であったお店を開業した。
開店時はコロナ禍で、天ぷらなどのテイクアウトメニューが中心だった。こだわりのもとぶ熟成麺を好むお客さんが多くなり、現在はソーキ、三枚肉、昆布、旬の野菜が乗ったミックスそば(850円)や、じゅーしーセット(サラダ、天ぷら付き1150円)のほか、そば付きの唐揚げやしょうが焼き定食(各1100円)など数種類をそろえる。
もとぶ熟成麺はうどんにも似たコシで、じっくり2度熟成させている。食べている間もコシが残り、もちもちの触感が特徴で一度食べると病みつきになる。普通麺も選べて、スープはカツオと豚骨を混ぜあっさりとして、香りもいい。天ぷらは各種類1個120円で定番のイカ、魚、かき揚げ、モズクがある。旬の地元野菜を使った天ぷらも並び、お徳用詰め合わせ天ぷら(500円)も人気だ。
店主の宮里さんは「熟成麺が食べられるのは県内で数カ所、名護市はここだけ。天ぷらは沖縄と県外の中間のようなふわふわ、さくさくの独特な衣の味わいで、多くの人に一度は味わってほしい」と来店を呼びかける。営業時間は午前11時~午後2時半、夜は午後4時半~午後8時。悪天候時は休業。名護市我部祖河95の3。営業確認や天ぷらなどのテイクアウトを希望する場合は、電話注文がおすすめ。電話080(1774)8057。
(新城孝博通信員)
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