「人類共通の宝」としての自然や文化 ユネスコの世界自然遺産〈沖縄・奄美 世界自然遺産登録特集〉


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薄暗い林床で真っ白な花を咲かせるツルラン=8日、東村の福地ダム対岸

世界自然遺産

 自然や文化などを「人類共通の宝」として国際協力して守ろうと、1972年に採択された「世界遺産条約」に基づき、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界自然遺産」に登録された遺産。今回の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」は、地球の歴史とも関連してアマミノクロウサギやヤンバルクイナなど地域固有の種が数多く生息する多様性が評価された。国内では白神山地(青森、秋田)、屋久島(鹿児島)、知床(北海道)、小笠原諸島(東京)に続く5件目の登録となる。

自生する野生ラン「レンギョウエビネ」(絶滅危惧Ⅱ類)=2020年

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