「社説」の記事一覧

　うるま市伊計島南東の海上で、米軍ＭＨ６０ヘリコプターが米海軍艦船への着艦に失敗し、墜落してから１２日で１年がたった。しかし米側は事故原因について一切明らかにし ...

　娘の不慮の死を悼む間もなく「娘殺し」の汚名を着せられた母親と、男性の無念さは察するに余りある。 　大阪市東住吉区で１９９５年に起きた小学６年女児の焼死を巡る再 ...

　米軍普天間基地所属のＣＨ５３Ｄ大型輸送ヘリコプターが、宜野湾市の沖縄国際大学に墜落してから１２年になる。 　市街地の中心にある普天間飛行場の危険性を再認識した ...

　教育を受ける権利は憲法に保障されている。しかし就学援助が市町村任せのため、援助に大きな格差が生じている。政府は就学援助を強化し「等しく教育を受ける権利」に対す ...

　改めて確認しておきたい。基地問題の停滞を理由に沖縄関係予算を削ることは、復帰後の沖縄振興策の原則をゆがめるものであり、断じて許されない。 　翁長雄志知事が菅義 ...

　児童虐待が１９９０年の集計開始以降、２５年連続で増えている。取り組みは強化されてきた。対策が現状に追い付いていないということだ。 　児童相談所の専門職を大幅に ...

　粟国空港の航空機事故で、極めてずさんな操縦、運航体制が明らかとなった。国交省・運輸安全委員会は事故原因を徹底究明し、運航会社の責任を明らかにすべきだ。 　昨年 ...

　沖縄科学技術大学院大学（ＯＩＳＴ）と県水産海洋技術センターなどの研究チームが、オキナワモズクの全遺伝子情報（ゲノム）の解読に成功した。 　オキナワモズクには、 ...

　広島、長崎の町が一瞬にして焦土と化した原爆投下から７１年がたった。オバマ氏が初めて現職の米大統領として広島を訪問した今年、広島、長崎両市長は平和宣言でオバマ氏 ...

　リオデジャネイロ五輪重量挙げの男子６２キロ級で、糸数陽一選手（警視庁）がトータル３０２キロの日本新記録で４位に入賞した。糸数選手の健闘をたたえ、県民と共に入賞 ...

　自民党県連は県民本位の職責を忘れてはならない。安倍政権が基地問題と沖縄振興の「リンク論」を鮮明にした中で県連、国会議員の対応を県民は注視している。 　来年度の ...

　日本国憲法下で即位した初の象徴天皇として歩んできた天皇陛下が、生前退位に向けた「お気持ち」を表明された。 　陛下は「次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまで ...

　沖縄防衛局が米軍北部訓練場内の立木（りゅうぼく）を無断で伐採していた。胸の高さで直径４センチ以上の国有林野の立木を伐採する場合、国有財産法に基づいて沖縄森林管 ...

　腹の底から怒りを禁じ得ない。２０１６年版防衛白書の記者会見で中谷元・前防衛相が述べた「沖縄の地理的優位性を国民に丁寧に説明していく」という言葉だ。 　「沖縄の ...

　「地方自治の根幹、ひいては民主主義の根幹が問われる」（翁長雄志知事）裁判が始まった。 　翁長知事による名護市辺野古の埋め立て承認取り消しに対し、国土交通相が取 ...

　学校の授業など教育現場で新聞を活用する「ＮＩＥ」（教育に新聞を）の実践報告をする第２１回ＮＩＥ全国大会が大分県で開催された。 　大会テーマは「新聞でわくわく　 ...

　予算を締め付けることで沖縄は屈すると思っているのだろうか。 　菅義偉官房長官は４日の会見で基地問題の進捗（しんちょく）が沖縄関係予算に影響すると述べた。鶴保庸 ...

　国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）は、空手など５競技１８種目を２０２０年東京五輪の追加種目として一括承認した。空手は沖縄発祥の武道である。先人から脈々と伝統を受 ...

　県民が反対する基地建設を強行する一方で、地元が求めてもいないのに、跡地利用が困難な基地の一部を刻んで返還する。地元の意向はどこまで無視されるのか。 　米軍キャ ...

　第３次安倍再改造内閣が発足した。在沖米軍基地問題に関係する閣僚を見ると、安倍政権の方針に変わりがないことを打ち出した顔ぶれである。再改造内閣が辺野古新基地建設 ...

　政府は住民の切実な声に耳を傾けるべきだ。ヘリパッド建設に対し、東村高江区の住民の８０％、国頭村安波区の５２・５％が「反対」の意思を示した。 　本紙が実施したア ...

　海は誰のものか。埋め立ては必要か。再び起こる県と国との法廷闘争で、この本質的な議論に司法はどんな判断を下すだろうか。 　翁長雄志知事による名護市辺野古の埋め立 ...

　画一的で受け身の「知識」の習得にとどまらず、子供たちが自ら考え判断し、行動に移す。中教審の次期学習指導要領のまとめ案からは、次代を担う積極的な人材育成の視点が ...