久米島-下地島にチャーター便 来年2月に6往復 静岡の航空会社が実証、長期滞在型の観光に期待


久米島-下地島にチャーター便 来年2月に6往復 静岡の航空会社が実証、長期滞在型の観光に期待 久米島空港(資料写真)
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 沖縄県久米島町などは17日、久米島空港と下地島空港(宮古島市)を結ぶチャーター便を来年2月7~14日に計6往復運航すると発表した。静岡県に拠点を置く地域航空会社「フジドリームエアラインズ」(FDA)が運航し、観光客や両市町の島民ら約600人の利用を見込む。

 町が、下地島空港旅客ターミナルビルの運営に関わる三菱地所に委託している両市町の「周遊観光喚起事業」の一環で実証運航する。これまでも久米島から宮古島への観光ツアー客を対象とするチャーター便があったが、今回は島民も利用できるようにした。

 FDAは10年前から、県外から久米島へのチャーター便を運航し、約8千人の観光客の利用実績がある。

 久米島町の桃原秀雄町長は、観光客の滞在期間長期化が期待できるとした上で「将来的な定期便化を見据えた取り組みへつなげていく」とコメントした。販売は11月末~12月初旬で、運航に合わせて1~4泊滞在のツアー商品を扱う予定。

 (當山幸都)