目標をともに目指し、仕事をする仲間と共有するキーワードがある。それは幼少期に誰もが一度は感じたことのある「ワクワクする」という気持ちである。
社会に出て、1日の大半を仕事に費やしていくなかで、子供のころのように「ワクワクする」気持ちで取り組むことを大切にしている。初めてワクワクしたときの対象は皆、異なる。しかし、ワクワクした記憶は皆、共感できる。
これは何かに取り組む際、メンバーが一丸となり物事を進めるにあたり、とても分かりやすい共通ツールだ。この共通ツールを社内のスローガンに掲げ、仲間と業務に取り組んだ。
これにより目標を達成するという成功体験も合わせて共有することができ、社内環境を効率的に整備することができた。
その一つが健常者、障害をもつメンバーも隔たりのないフラットな職場作りである。蚕(かいこ)(エリ蚕(さん))を用いたモノづくりの中でそれぞれの役割がどういった商品となり、どのように社会に役立つかを丁寧に説明したことで、蚕(エリ蚕)を用いた商材により、多くの社会課題の解決につながることが理解された。
スタッフ一人一人は、そこに至るまでに驚き、感動し、さらにはそれらがワクワクして仕事するということに変わり、モチベーションの向上につながっていった。ワクワクして業務に取り組むことは、すなわち、充実した時間を過ごしている証しである。ワクワクすること、感動することは私にとって『財産』である。