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たばこ税収 19億9500万円 22年度県内 過去10年で最高、飲食機会増伴い


たばこ税収 19億9500万円 22年度県内 過去10年で最高、飲食機会増伴い
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 沖縄県内の2022年度のたばこ税の税収が、過去10年間で最高の19億9544万円に上ることが、16日までに分かった。県税務課の調べによると、たばこ税を納めなければならないと確定したたばこの本数「調定本数」が、コロナ禍後に飲食の機会が増えたことに伴い、増加したことが背景にあるとみられる。

 22年度の県内のたばこの調定本数は18億6482万本で、前年度と比べ6万5962本多かった。調定本数は13年度以降減少傾向だったが、21年度から増加傾向に転じた。23年度の調定本数も22年度並みか微増する見込み。

 県税務課の担当者は「コロナ禍が明けて飲食などが活発になっていることや、21年度を最後に増税が行われていないことで、喫煙者や本数が増加しているのではないか」と述べた。

 また、12日に発表された1本あたり3円相当のたばこ税増税の影響については「本数の減少はあるが、税収は大きく変わらないだろう」と説明した。

 (福田修平)