沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は31日、予約1件当たりの県内レンタカー単価が、コロナ禍前の2019年と比較すると2倍以上高くなっていると発表した。
コロナ禍でレンタカーが大幅に減少したことなどが背景にあるとみられ、高止まりが続いている。
OCVBの調査によると、レンタカー単価はコロナ禍前の19年度が平均1万1046円、22年度は2万3365円、23年度(1~3月推計値含む)は2万5352円と上昇が続くと予想する。
沖縄総合事務局陸運事務所の統計では、県内のレンタカー台数は19年度の4万1155台から、コロナ禍の21年度は3万1914台と減少した。そのため「観光客のレンタカー需要と供給が崩れ、価格が上昇した」(OCVB担当者)という。
一方、22年度にはレンタカー台数が4万2718台となり、19年度を上回ったが、人手不足や物価高騰を受けて単価の上昇が続いている。
(玉寄光太)