「石垣版ライドシェア」4月スタートは困難 規制緩和、遊休タクシーの調整間に合わず 沖縄


「石垣版ライドシェア」4月スタートは困難 規制緩和、遊休タクシーの調整間に合わず 沖縄 市内を走行するタクシー=2月、石垣市内
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 石垣市が4月の開始を発表していた「石垣版ライドシェア」は、国の規制緩和が解禁していないことなどを理由に、月内開始は困難な見通しとなった。

 市は断念は考えておらず、実施に向け関係機関と調整を続けていくとしている。ただ具体的な開始のめどは立っていないという。

 同市の中山義隆市長は2月に国の規制緩和を見込んで第2種免許を持たない一般ドライバーが、稼働していないタクシー(遊休車)を運転する「石垣版ライドシェア」を開始すると表明していた。市内のタクシー乗務員不足解消を目的に、県内で先駆けて稼働を予定していた。

 市によると、遊休車の台数把握など県ハイヤー・タクシー協会八重山支部との調整が終わっていないほか、石垣市が国の規制緩和の対象になっていないことから、開始できない状況にあるという。 

(照屋大哲)