【石垣】沖縄県石垣市は5日、市内のタクシー乗務員不足を解消するため、第2種免許を持たない一般ドライバーがタクシーを運転する「石垣版ライドシェア」を4月から開始すると発表した。市によると、ライドシェア創設を表明する自治体は県内初。
深刻な人手不足から政府は規制緩和を検討。タクシー会社が一般の人を雇用し、講習を受ければ自家用車を使って客を運ぶことが4月から可能となる見通し。
「石垣版」は自家用車ではなく、乗務員不足で稼働していなかったタクシー車両を運行してもらう仕組み。
市は4月からの開始に向け、県ハイヤー・タクシー協会八重山支部と連携し、乗務員募集や講習場所の提供を支援する。
市内では、2019年4月に368人いたタクシー乗務員がコロナ禍で23年4月には287人に落ち込んだ。クルーズ船の寄港などで観光需要が戻りつつある中、ライドシェアの導入で移動需要に対応したい考え。
5日、市役所で会見を開いた中山義隆市長は「4~5月の観光シーズンの繁忙期に向け、協会と連携し乗務員不足を解消したい」と話した。
(照屋大哲)
業界の反応は
石垣版ライドシェア「遊休車両活用は歓迎」 県ハイヤー・タクシー協会 4割車庫で待機
元の記事は>>>石垣島でライドシェア導入 一般人がタクシー運転 沖縄初、4月から 石垣市が4月からタクシーを活用した「石垣版ライドシェア」を始めると発表 …