「連載：迫る24年問題　沖縄の現場から」の記事一覧

　「週休二日（4週8休）モデル工事」。県発注の道路工事に掲げられた立て看板が目に留まる。県内の土木や建築現場で徐々に労働者の休みを確保する動きが広がってきた。4 ...

　リゾートホテルや分譲マンション、米軍や自衛隊基地の造成事業など大型の民間、公共工事が続く県内建設業界。新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、建設需要は高 ...

　呼び鈴を押しても応答がなく、一度で済むはずだった配達が滞る。宅配の再配達は、労働時間の規制が厳格化される物流の「2024年問題」にも関わる課題だ。 　下請け会 ...

　日用品や食品、飲料などの商材で満たされる倉庫内。浦添市西洲の各卸問屋は県内の観光需要の増加に伴い成長を続ける。次々と運び込まれる荷物をさばくには手狭になりつつ ...

　トラックが次々と路肩に並んでいく。港に到着した貨物や商材を発注先の卸問屋へ荷降ろしするための順番を待つ。県内の食品卸売業が集積する浦添市西洲で散見される光景だ ...

「次の運送作業に向かってほしい」。琉球物流運輸の配車担当者が事務所に設置された大型モニターを確認し、ドライバーへ指示を送る。「走行中」「待機」「荷卸（におろし） ...

　「年々20～30人辞めているのが現状だろう」。路線バス運転手の男性は乗合から人材が流出する一因に、県内観光業の盛り上がりを挙げる。 　「2024年問題」対策で ...

　人手不足による路線バスの減便。公共交通に頼ってきた県民だけでなく、運転手の生活にも影を落としつつある。 　「子育て世代には賃金が低すぎて働けなくなる」。長時間 ...

　「空港に送る部分だけでいいから、カバーできるところはないか」。バス運転手の人手不足が加速し、修学旅行のバス不足が顕在化した2023年秋、県内バス事業者は焦燥感 ...

　主要4社が競合する沖縄本島の路線バスのうち、4月から東陽バスが沖縄バスの子会社としてグループ化することが1月に決まった。 　「知らなかった」。両社の役職員に決 ...

　東陽バスが昨年9月に実施した大幅な減便と最終便の繰り上げを伴うダイヤ改正に、県内のバス関係者は驚きを隠せなかった。 　競合他社に比べ、本島の東海岸側の交通網に ...

　1日の休息期間を8時間から9時間以上に―。4月に迫る「2024年問題」。ドライバーに関する改定項目の影響が大きかった。 　沖縄バスは通勤通学と帰宅時の混雑時間 ...

　新型コロナウイルス感染症が収束に向かい、観光需要の回復で景気が上向く県経済だが、人手不足が深刻化する中で「2024年問題」への対応が喫緊の課題となっている。県 ...

　「現状維持は難しい」。運転手の勤務シフトを作成していた担当者の手が何度も止まった。人手不足で必要な運転手の数を確保できていなかった。「このままでは、これまで通 ...