県民の自動車購入動向　ライフスタイルに合う方法を＜けいざい風水＞

　皆さんは、自家用車はお持ちでしょうか。県民は交通手段の多くを自家用車に頼っています。沖縄総合事務局陸運事務所の業務概況によると1両当たり人口比が1・3と多くの方が自家用車を保有していますが、金額は大きく容易な買い物ではないと思われます。

　県民を対象に自動車購入についての動向調査を行った結果、購入方法では「全額預貯金取り崩し」を選択した回答者が約半数を占め、最も多くなりました。またローンなどを利用する際に、重視する点を聞いた結果では「総額の費用が少ない」ことを最も重要視しているという結果となりました。「総額の費用が少ない」を重要視し、「全額預貯金取り崩し」で購入していることが推察されます。

　預貯金での購入方法を選択している方の多くは低価格帯の車を購入している傾向にあり、預貯金の範囲内で購入できる自家用車を購入していることも推察される結果となりました。車検や燃費、税金など自動車を保有するに当たり、かかる費用総額も考慮したときに預貯金で購入できる中古車よりもローンなどを組んで性能の良い新車を購入した方が長期間乗車でき、トータルコストを安く抑えられる可能性もあります。車両金額だけで検討するのではなく長期間のコストも検討するのも一案です。

　最近では、自家用車を購入しなくてもカーシェアリングなどの方法も広がりつつあります。皆さまのライフスタイルに合った、自動車購入方法・利用方法を再度検討してみてはいかがでしょうか。