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1000キロ走る「県産自転車」、シェアサイクルに導入 電動アシスト付きでスイスイ 沖縄


1000キロ走る「県産自転車」、シェアサイクルに導入 電動アシスト付きでスイスイ 沖縄 プロトソリューションが21日からCYCYで新たに展開する、航続距離最大1千キロメートルの新型電動アシスト自転車(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 與那覇 智早

 県内で自転車のシェアサイクルサービス「CYCY(サイサイ)」を運営するプロトソリューション(宜野湾市、白木享社長)は21日から、県内で製造された航続距離が最大1千キロメートルの新型電動アシスト自転車を導入する。那覇市を中心に50台を設置し、今年中に計100台の稼働を目指す。

 電動モビリティ製造のJOeBテック(うるま市、松原哲社長)が製造。現在の自転車と比較し、電動アシストの航続距離は約3倍に伸びる。

 太陽誘電(東京)が開発した、自転車をこぐ際の運動エネルギーを再利用する回生電動アシストシステムを搭載することで、充電回数を大幅に減らすことができ、二酸化炭素排出の削減も期待できる。強度の高いアルミを使用したためサビに強く、バッテリーの持ちも良いため、車体のメンテナンスやバッテリー交換に伴う人員不足の課題解決にもつながる。

 利用料金は15分100円のまま。担当者は「運営の効率化と利用者へのサービス向上が見込める。将来的には全台での導入を目指したい」と話した。 

(與那覇智早)