イオン琉球(南風原町、鯉渕豊太郎社長)は1日から、絶滅危惧種の保全を支援するグッズ販売を始めた。ヤンバルクイナなどをあしらったTシャツ、トートバッグ、クッキーの3種類。売り上げの一部を「世界自然遺産沖縄基金」に寄付する。県内のイオン一部店舗や直営の土産品ショップ「美ら音.net」で販売する。
新商品は近代美術と共同開発した。「EAO(イーオ)」としてブランド化し、第1弾としてイリオモテヤマネコ、アオウミガメ、ヤンバルクイナをデザイン。県内在住のデザイナー村上真知子さんが手掛けた。
主に観光客をターゲットに、滞在中に着用できるTシャツやお土産として人気のクッキー、トートバッグを商品化した。イオン琉球の上原修商品本部長は「環境保全や運動参画の意識を高めてほしい」と、県内課題の共有、発信を目指す。
デザインには絶滅危惧種として代表的な3種を選んだが、上原本部長は「絶滅危惧種は960種以上と言われている」と、デザインを増やしてシリーズ化し、絶滅危惧種の認知向上なども視野に入れる。価格は税込みでTシャツ2970円、トートバッグ2200円、クッキー1620円。
(金盛文香)