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守れ絶滅危惧種 Tシャツやバッグ販売  イオン琉球、売り上げ一部世界遺産基金に寄付


守れ絶滅危惧種 Tシャツやバッグ販売  イオン琉球、売り上げ一部世界遺産基金に寄付 商品の販売を通して絶滅危惧種保全の支援を目指す近代美術の吉村直浩副社長(右)とイオン琉球の上原修商品本部長=2日、北中城村のイオンモール沖縄ライカム
この記事を書いた人 Avatar photo 金盛 文香

 イオン琉球(南風原町、鯉渕豊太郎社長)は1日から、絶滅危惧種の保全を支援するグッズ販売を始めた。ヤンバルクイナなどをあしらったTシャツ、トートバッグ、クッキーの3種類。売り上げの一部を「世界自然遺産沖縄基金」に寄付する。県内のイオン一部店舗や直営の土産品ショップ「美ら音.net」で販売する。

 新商品は近代美術と共同開発した。「EAO(イーオ)」としてブランド化し、第1弾としてイリオモテヤマネコ、アオウミガメ、ヤンバルクイナをデザイン。県内在住のデザイナー村上真知子さんが手掛けた。

 主に観光客をターゲットに、滞在中に着用できるTシャツやお土産として人気のクッキー、トートバッグを商品化した。イオン琉球の上原修商品本部長は「環境保全や運動参画の意識を高めてほしい」と、県内課題の共有、発信を目指す。

 デザインには絶滅危惧種として代表的な3種を選んだが、上原本部長は「絶滅危惧種は960種以上と言われている」と、デザインを増やしてシリーズ化し、絶滅危惧種の認知向上なども視野に入れる。価格は税込みでTシャツ2970円、トートバッグ2200円、クッキー1620円。 

(金盛文香)