レンタカー事業などを展開するエバーグリーンモビリティ(那覇市、濱田剛社長)は、豊見城市の「バジェットレンタカー那覇空港店」で、中国の大手電気自動車(EV)「比亜迪(BYD)」製のEV100台の本格運用を始めた=写真。走行中に二酸化炭素を排出しないEVの利用を広げ、環境保護やエコツーリズムへの貢献につなげる。
導入した「BYDドルフィンロングレンジ」は満充電で476キロ走行でき、県内のレンタカーの平均走行距離(287・7キロ)を上回る。3月から始めた試験導入でも途中充電なく返却する利用者が多かった。
29日のセレモニーには、徳元次人豊見城市長や沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長が出席。濱田社長は「自然に負荷をかけない車で沖縄の魅力を満喫してもらいたい」と語った。
同社はD&Dホールディングス(東京都)の関連子会社。同じグループが運営する石垣市、宮古島市でもBYDのEVの運用を始めている。
(當山幸都)