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泡盛、フランスで最高賞 197銘柄から「松藤 粗濾過44度」が受賞 「心ゆさぶられた」


泡盛、フランスで最高賞 197銘柄から「松藤 粗濾過44度」が受賞 「心ゆさぶられた」 泡盛(イメージ)
この記事を書いた人 Avatar photo 新垣 若菜

 フランスで開かれる泡盛や日本酒などのコンクール「Kura Master(クラマスター)2024」で、松藤(金武町)の「松藤 粗濾過44度」が本格焼酎・泡盛部門で最高賞のプレジデント賞を受賞した。2日、パリの在フランス日本国大使公邸で授賞式が開かれた。

最高賞のプレジデント賞を受賞した泡盛「松藤 粗濾過44度」

 焼酎・泡盛部門には197銘柄のエントリーがあり、フランス国家最優秀職人章9人を含む123人が審査した。

 審査委員長のクリストフ・ダヴォワンヌ氏は最高賞を受賞した松藤を「目隠しをして味わった時に、違う世界へ連れていかれたようで心がゆさぶられた。うま味、木の香り、キノコの香りなど、さまざま風味を楽しむことができ、素晴らしい」と評価した。

 松藤の崎山和章社長は「20年、30年と熟成の増す素晴らしい泡盛造りを社員と共に頑張っていきたい」と語った。

 同コンクールは日本酒を対象に2017年度から開催され、フランスの一流ソムリエや飲食業界のプロなどが審査員を務める。21年度からは審査対象を広げ、本格焼酎・泡盛部門が新設された。 

(新垣若菜)