1週間の出来事、部活紹介、学校の歴史…「今の那覇商」ラジオで発信 3年生が番組制作 沖縄


1週間の出来事、部活紹介、学校の歴史…「今の那覇商」ラジオで発信 3年生が番組制作 沖縄 ラジオの生放送で学校の歴史や部活生などを紹介する那覇商業高校の生徒ら=1日、那覇市牧志のエフエム那覇
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 那覇商業高校(那覇市松山)の3年生9人が、エフエム那覇(市牧志)で生放送のラジオ番組「NAHASHO IN CURRENTO(ナハショー・イン・カレント)」を制作して放送中だ。国際経済科と商業科の生徒らは出演だけでなく、番組の構成や原稿の作成、音源の制作、放送までを担う。1日の放送では学校の歴史や部活生の紹介、那覇市内のイベント告知などの情報をリスナーに届けた。

 6月10日から放送を開始し、放送時間は毎週月曜の午後3時~3時26分。放送は28日まで。動画サイトでも同時配信され、スタジオの映像も楽しめる。学校と地域の連携強化や生徒のコミュニケーションスキルの向上などを目的に、番組を制作している。

 7月1日は4回目の放送があった。番組名の意味が「今の那覇商」であるように、1週間の学校の出来事や部活生の紹介、市内のイベント情報などを伝えた。来年の創立120年にちなみ学校の歴史を紹介するコーナーでは、校名が1963年まで琉球政府立商業高校だったことを紹介。生徒らは「今でも学校前にあるバス停の名前は『商業高校前』だ」と語った。

 メインMCを務めた男子生徒は放送後、「話が脱線した時にアドリブで修正できた」と振り返った。女性生徒は「学校名の由来を調べる中で歴史ある高校だと感じて誇らしくなった」と笑顔だった。別の生徒は「商業系部活動も紹介したい」と意気込んだ。

 過去の番組はエフエム那覇の公式ユーチューブからも聞くことができる。

(高橋夏帆)