沖縄出身の東大生4人、東大の魅力紹介 「ユーチューブ見て勉強」体験交え保護者と座談会も


沖縄出身の東大生4人、東大の魅力紹介 「ユーチューブ見て勉強」体験交え保護者と座談会も 東大生の1日のスケジュールを紹介する伊礼漢さん=7月13日、那覇市の県立博物館・美術館
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 東京大学に通う県出身の学生でつくる学生団体ALOHA(アロハ、伊礼漢代表)はこのほど、那覇市の県立博物館・美術館で「保護者のための東大生講演会」を開いた。県外の難関大学を目指す中高生の保護者を対象に、現役東大生4人が高校時代の経験や東大での生活などを紹介した。
 伊礼代表は東京大学の魅力について(1)挑戦的で多様性のある人が多い(2)立地がいい(3)将来の選択肢が広がる―を挙げた。

 東大生について「全国から猛者が集まっており、いい意味で変わった人が多い」と説明。一例として米巨大IT企業のアップルでインターンシップをした学生、在学中にNPO法人を立ち上げ活動する学生、東大をやめて海外の大学に編入した学生などを紹介した。

 将来について、日本の大学別の年収ランキングは東大が1位であることなども説明。中学受験をしたり、塾に通ったりする費用を踏まえても「教育投資として合理性がある」と述べた。就職先についても選択肢が広がると語った。

 保護者と東大生が直接語り合う座談会もあった。受験勉強については「ユーチューブなどの動画を多く見て勉強した。英語は特に単語に力を入れた」「塾が閉まる午後10時過ぎまで勉強したが、翌日眠くならないよう、帰宅後は午前0時までに寝るようにしていた」など、自身の体験を伝えていた。