「ちゅらさん」4月から再放送 沖縄ブーム起こした朝ドラ 国仲涼子さん「一緒に泣いて笑ってください」


「ちゅらさん」4月から再放送 沖縄ブーム起こした朝ドラ 国仲涼子さん「一緒に泣いて笑ってください」 NHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」の一場面。古波蔵恵里を演じる国仲涼子さん(NHK提供)
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 NHKは15日、2001年に放送した沖縄を舞台にした朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」を4月から総合テレビで再放送すると発表した。

 「ちゅらさん」は、竹富町小浜島の自然の中で育った主人公の古波蔵恵里(えりぃ)が個性的な人々の優しさに支えられ、命の尊さや家族の絆を胸に成長していく姿を描いた物語。放映当時「沖縄ブーム」を巻き起こし、沖縄出身デュオKiroroが歌った主題歌「Best Friend」もヒットした。

 ヒロインを演じた国仲涼子さんは「ふるさと沖縄でのロケを含めた長期間の撮影はかけがえのない経験で大切な宝物」と振り返り、「温かい、ホッとする何かがいっぱい詰まっている。一緒に泣いて笑ってください」とコメントした。

 4月1日から総合テレビで毎週月~金の午後0時半から0時45分まで。NHKプラスでも配信する。

「ちゅらさん」主演の国仲涼子さん

 【国仲涼子さんコメント全文

 再放送、ありがたい気持ちでいっぱいです。当時の自分を見るのは恥ずかしくもありますが、初心にもどれる機会でもあるので、とても楽しみです。

 小浜島のガジュマルの木の下でプロポーズされるシーンが、とても印象に残っています。それまで片想いの期間が長かったので、えりぃの気持ちがなかなか現実についていけない状態で、時間をかけて撮影したことを良く覚えています。

 あれから20年以上が経ちました。40代になった今振り返ると、ふるさと沖縄でのロケも含めた長期間の撮影は、右も左も分からない中でしたが、本当にかけがえのない経験でした。私の人生の、大切な宝物です。

 「ちゅらさん」は、沖縄の雰囲気、人の温かさ、歌や食べ物などの文化もたくさん楽しめる作品です。そして令和の時代がなんだか少し忘れかけている、温かい、ホッとするような何かが、いっぱい詰まっています。ぜひ、一緒に泣いて笑ってください!