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無所属新人の山田マドカさん(41)は、落選した2020年6月の県議選に次ぐ2度目の挑戦で、初当選を勝ち取った。選挙戦では、経済的に困窮し苦しい立場に追い込まれた子どもやシングルマザー、ホームレスらへの支援の必要性を訴えた。「やっとスタートラインに立てた。弱者や一人で頑張り過ぎている人が、生きる喜びを感じられる社会にしたい」。支援者らと喜びを分かち合った。
困っている人を助けたいとの思いで子ども食堂の運営などに携わる中、「生活費が底をつき、助けてほしい」という悲痛な声に向き合ってきた。厳しい現実を目の当たりにし「この状況を変えるには政治だ」と感じるようになった。
昨年の県議選で落選し、子ども食堂などの現場での支援活動を続ける考えだったが、周囲からの「政治家になって変えてほしい」と後押しを受け、市議選への立候補を決意した。息子(7)と娘(5)からの「ママ頑張って」という温かい言葉も原動力になった。
市議選の街頭演説では「税金の使い道を改め、苦しんでいる人に使いたい」「行政サービスからこぼれ落ちた人たちを救いたい」と、常に苦しい立場の人に寄り添うように訴えを続けた。コロナ禍で、多くの人の暮らしは一層厳しさを増している。持ち前の行動力を生かし、市民の生活を守る決意だ。
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