新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多の392人となったことを受け、沖縄県の玉城デニー知事は29日、県庁で記者会見を開き、人流を抑えるために大規模商業施設に土日祝日の休業を要請するなどの新たな対処方針を発表した。8月7~9日の連休と14、15日の休業を要請する。連日300人を超える新規感染者が確認されていることに強い危機感を示し、デルタ株の感染が拡大していることから「感染を防ぐために最も確実な方法は、外出せず人と接触しないことだ」として、改めて不要不急の外出や渡航の自粛を強く求めた。
県の取り組みとして、市町村と連携し、飲食店が休業、時短要請に応じるよう巡回を強化する。
県立施設は8月15日まで原則休館とする。
玉城知事は「このままでは緊急事態宣言下のお盆を迎える。大変心苦しいが、一丸となって難局に立ち向かわなければ爆発的な感染拡大を抑えることは絶対に不可能だ」として、感染防止対策の徹底を求めた。
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